CAMOGATES IP
リバースエンジニアリングは攻撃者にとって強力なツールであり、チップのアーキテクチャ、コードやメモリに埋め込むことができるデータ、さらにはチップに含まれるIPやその動作方法について知るために使用されます。リバースエンジニアリングは、ICのセキュリティを破って機密データや通信にアクセスするために使われるだけでなく、貴重なIPをコピーして盗み出したり、偽造者が大量生産されたICの完全なコピーを作成するために使われることさえあります。
このような視覚的な解析やネットリストやRTLコードの再構成からICを保護する方法の1つは、いわゆるCamoGateと呼ばれる、複数の異なる論理機能を類似のセルで実装し、視覚解析で機能を識別できないようにすることです。
開封したチップを写真に撮ると、トランジスタや抵抗などの回路を正確に認識することができます。また、金属層や金属メッシュなどの保護膜が施されたICでも、物理化学的な手法で1層ずつ剥がすことが可能です。このような遅延技術を用いれば、複雑なシステムオンチップの全層を探索することが可能です。
チップレイアウトの画像を解析する専用ソフトウェアを使用し、人工知能システムや専門家の知識を利用して、ネットリストやRTLコードを再構築することができます。これにより、集積回路の完全なクローンを作成することができます。このようなクローン作りの対象は、例えば、コンピュータ産業で使用される消耗品である可能性があります。
回路カモフラージュの最先端ソリューション
このような脅威から知財を守るために、設計を難読化するという方法があります。しかし、先に述べたように、保護層は除去することが可能です。光学的解析に対してより強固な方法は、暗号機能など集積回路設計の機密性の高い部分をカモフラージュゲートで難読化することです。
このようなデバイスの基本原理は、異なる論理機能をインスタンス化するために、そっくりのセルを作ることです。例えば、NANDゲート、NORゲート、ANDゲート、ORゲート、インバータがすべて同じレイアウトであれば、単純な絵からそれぞれの機能の実際の役割を認識することは難しくなる。
もちろん、CamoGate の技術革新の質によっては、例えば、高価な遅延技術を使用して、本物のビアと偽物のビアや接続を識別することで、攻撃者が特定の CamoGate が実際にどのように機能するかを推論できる可能性があります。したがって、標準的なプロセスの派生を生み出すリスクを負ってでも、例えばプロセスのバリエーションに基づ いて基本原理をインスタンス化する異なる方法を探すことが重要です。
Secuer-ICは、特定のプロセスやファウンドリに依存しない普遍的でコスト最適化されたソリューションを提供するため、機密性の高いセキュリティソリューションの保護に使用でき、消耗品に使用されるセキュリティICに最適化された革新的なCamoGateソリューションを開発しました。
Camogates IPは、以下のような特徴を備えています。
- フルデジタル、標準セルライブラリーで設計
- あらゆるデザインキットに転用可能
- 軽量化
- システムへの組み込みが容易